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12月17日
今回も、長くてつまらない検査についての話ですが、クッシングの疑いが
ある場合の検査について知りたい方は参考になさって下さい。

クッシングの治療を開始した後では、あまりなじみのない検査になるかも
しれませんが、クッシングでは?という場合には受ける可能性もあるのが
こちら。やはりクッシングの診断、あるいは下垂体性か副腎性かを判断する
場合などに行われるのが「デキサメタゾン抑制試験」。ACTH検査同様
やはりデキサメタゾンという合成副腎皮質ホルモンを注射するのですが
この薬はステロイドの中でも強く、抗炎症作用や持続力も長い薬だそうで
ACTH検査がホルモンを出すよう刺激して反応を見るのに対して、これは
ホルモンをいきなり増やすというか・・血中のコルチゾール濃度を急激に
高くして、身体がホルモン産生を抑制していく反応を見るためのものかと
思ったのですが、このデキサメタゾンにはACTHホルモンの抑制作用があり
正常な場合ほどではなくても、下垂体性ならある程度の抑制が見られる
のに対して、副腎性その他ではコルチの産生がACTHホルモンに依存
していないので、デキサメタゾンによる抑制が見られず変化がほとんどない
なのでクッシングかどうか、原因が下垂体か副腎か区別できるのだと・・
ACTHと同じように試薬を注射して、こちらは4時間後と8時間後、あるいは
6時間後と8時間後など、2回くらい採血して変化を見るようです。
注射する薬量によって「低用量または高用量デキサメタゾン抑制試験」に。
低用量でわかるのが、経過時間によってコルチゾールの数値が下がり
抑制がされているかどうか。抑制がない、あるいは少ないのがクッシングで
さらに、高用量デキサメタゾン抑制試験をすると、まったく抑制されないのが
副腎性で、下垂体性だと抑制が見られることで、どちらが原因かを特定できる
らしいのですが、下垂体性でも3割ほどは抑制されない場合があり、結果を
どう判断するか難しいのだとか・・確かに何度読んでも私にもわかりません・・
私なりの解釈では、脳の下垂体に原因がある(腫瘍など)クッシングの場合
ホルモンを出す指令の部分が異常でも、ホルモンを作る副腎そのものには
問題がなく、ACTH抑制の指令を脳から受けて、産生を抑えるなどの対応が
副腎にできる場合もある、ということではないかと・・それに対して、副腎性は
副腎そのものに原因があるので(線種、腫瘍など)抑制等の指令に関係なく
コルチゾールを産生し続ける・・。トリロスタンが下垂体性クッシングに有効だと
言われているのは、コルチゾールを作るための酵素の働きを阻害する効果で
副腎にコルチを作らせないようにコントロールが可能だからでは・・と。なので
副腎そのものに原因がある場合や、下垂体性の場合でも、産生の抑制が
困難になったりしたら、副腎の摘出、副腎組織を部分的に破壊する効果の
ある抗腫瘍剤(ミトタンなど)の投与などで、物理的にコルチを作れないように
する方法が有効になってくるのかもしれません。

モモがデキサメタゾンを受けた時、注射前のコルチゾール数値がすでに高く
なのに経過と共に抑制はされる、どう判断していいのか・・と当時の主治医は
悩んでいました(笑)検査前に26.2と異常な高値だったのが、デキサメタゾンを
注射したことで抑制されたのか、6時間後3.4、そして8時間後には2.2と正常値
になったからです。十分に抑制できるのだからクッシングではないのか?
だけどストレスや興奮で上がったとは思えないほどあまりにも検査前が高い・・
その前に、歩行異常の原因究明に受けた脳のMRIでは異常はないと言われ
それなら下垂体にも異常はなかったのでは?と思うところですが、MRIは
下垂体を目的に撮ったものではなかったので、それもはっきりとは言えない・・
下垂体に異常がなく、抑制のコントロールもできる、だけどコルチゾール数値は
最初からすでに高くて異常・・犬のクッシングではこれ以上の原因究明は難しく
結局、はっきりした原因はわからないまま「クッシング症候群」ということに・・
治療効果で足が治るのでは?という期待も持っていた私は、もう1度下垂体の
MRIを撮ることも、副腎の詳しいエコー検査もしなかったので、その後の検査で
再びコルチゾールが異常値になりアカラスを発症するまで、モモの病気は
本当にクッシングなのか?という疑問をずっと持ち続けていましたが、それでも
もし原因がわかったとしても、できる治療に限りのある犬のクッシングの場合
結局は、今のように投薬しながら様子を見ることしかできなかったのだろうと・・

そうそう、先日「2008年12月 白いのもクッシング?」という記事の中で
モモの毛が白くなったような気がすると書きましたが、今回この記事を書くのに
調べた資料の中で、皮膚症状の1つとして「オーバーコートの脱色」というのを
見つけました。モモのような白犬ではわかりにくいですが、色毛ワンちゃんなら
このような症状もクッシングの特徴の1つになるようです。





* Category : 闘病の記録2008.後期
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こんにちは * by まあ
詳しく丁寧に書かれていて分かりやすいです(*^_^*)
でも、ごめんなさい。
私の頭では何回も読まないと理解できないという・・・(笑)
こたろーはデキサメタゾン抑制試験は受けていないのです。
ACTH検査とエコー、生化学検査で診断をされました。
miyuさんと同様、本当にクッシング?と考えてしまう事もあります。
でも、今のところ投薬を続けていくしかなさそうですね。
↓の記事ですが確かにアキレス長いです(*^_^*)
モモちゃんより長い?って感じですね(笑)
お鼻は色が変わっていたのですか?
今のように黒くなかったという事なのかな?
こたろーも真っ黒だったお鼻が
今は色がぬけてるっていう感じなんですよね。

今日のこたろーは飲水量が少ないんです!
たまたまかもしれないけれど、それでも何だかうれしいです(^^♪

まあさんへ * by miyu
この検査については、獣医の間でもその正確性や診断に賛否あるようで
こたろーちゃんのように、ACTH、エコー、生化学が主流のようですよ
あとは多飲や脱毛、食欲などの症状で、ある程度判断できる子の方が
圧倒的に多いわけですから。モモの鼻は、以前は色が抜けてカサカサで
角質化してはじっこが取れたり(笑)クッシングらしい症状は少ないけど
モモは目も皮膚も鼻も足も(笑)??な症状がたくさんあったので
少なくとも今改善されているということは、治療効果なのかなあ・・と
飲水量にドキドキの毎日なのでしょうね・・良かった、良かった♪
私たちは、小さな変化が喜びになり、それが病気と闘う力になって
愛犬と一緒に頑張れるのですよね・・たまたまでも喜びましょう(笑)

* by マナママ
久しぶりにモモちゃんに逢えました
笑顔が可愛いですね
飼い主の都合で2ワンはお留守番
お陰?でマナが体調を少し壊しましたが 今は元気になりホッとしています
敏感に感じるものがあったんでしょうか?ね

マナママさんへ * by miyu
お久しぶりです。
お留守番?マナちゃんが体調を崩すほどとは・・お忙しかったのでしょうか?
モモはへタレですから、お留守番も本当に苦手なのですが・・
マナちゃん、元気になって良かったですね、それが何よりです♪

ACTH結果は * by リンママ
こんにちは~(^^♪
リンのACTH検査ですが、グレーゾーンでした。
白黒どちらかしかないと思っていたので、こんな結果に驚き、
複雑な気持ちです。
月曜日にデキサメタゾン検査をする事になりました。
この場合は陽性の方が確率的には高いのでしょうか?
先生から電話で結果を頂いたのですが、「分からない」の一言で電話は終わりだったので、その通り、分からないんだと思いますけど…なんだかぁ~スッキリしない結果になってしまいました。
結果報告&ポチッとさせていただきました(*^_^*)

リンママさんへ * by miyu
グレーゾーンですか・・時々そういうお話を伺いますね
身体に影響が出ていなければ、経過観察のみという判断も
結構あるそうですが・・
デキサメタゾンについては私もいまだによく理解できてなくて・・
ただ、ACTHの刺激に対してそれほど上昇が見られずに
グレーになったということであれば、デキサでは、注射で増えた
コルチを、自然に抑制できるかを見ることで判断するのでしょうから
もう少し何かがわかるのかもしれませんが・・
あまり詳しく説明される先生ではないのでしょうかね・・
以前の病院での検査結果との比較などはされたのですか?
いいアドバイスができなくてごめんなさいね

ポチッとお気遣いありがとうございます、励みになります♪

通りすがりのものですが・・・・・ * by モモちゃんかわいいですね
たまたま拝見致しました。
私は、しがない貧乏開業医です。
大変ご苦労されていますね。
一度、他院(個人でない高度医療センターなど)でセカンドオピニオンを受けられることをお奨め致します。
的はずれでしたら、申し訳ありません。

通りすがりの方へ * by miyu
初めまして、ここを見つけて下さりありがとうございます
コメントを見て動揺しました・・クッシングではないということかと・・
あらためてこの記事を確認して、もっともなアドバイスだと納得しました
この記事、あるいはモモの症状からは、クッシングとの診断を疑うのも
当然だと思います、自分自身がそれを何より感じていたこともあり
間違いであれば・・との願いもあって、アカラスを発症するまでは
数回、検査結果などから他の獣医の意見を求めたこともあるので・・
「厳密に言えば、あるいは人間の場合なら、クッシングとひと言で
いえる種類の病気ではないかもしれない可能性はある」そうです
ただし、犬の治療や検査として現在できることは限られていると・・
クッシングの投薬治療する必要のないケースかもしれないと思い始めた時
免疫低下からアカラスになり、今後一生投薬を続ける覚悟をしました。
高度医療センターなどでのセカンドは、以前検討しただけになりましたが・・
アドバイスをありがとうございました、お気持ちに感謝します。


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